味噌の原材料「酒精」って、なに?


味噌は、
大豆・麹・塩の3つで作る発酵食品です。
1年以上かけて熟成させることで
大豆のたんぱく質がアミノ酸に分解されたり
ビタミンや酵素を多く含むようになったり
乳酸菌が腸内環境を整えて
消化吸収が良くなったりします。

味噌の中の酵母が生きているから
優れた効果を発揮してくれるのです。

 

味噌を買う際に、チェックしたいのが、
「味噌の中の酵母が生きているかどうか?」です。

 

チェックの仕方は簡単♪
酵母が生きていたら、味噌の中で発酵が進んでいます。
すると、炭酸ガスを発生させるので
密封したパックでは容器が膨張してしまいます。

 

スーパーで常温で並んでいる味噌の原材料をみると・・・
「酒精(しゅせい)」と記載されているものも多くあります。

この「酒精」
文字をみると酒というくらいなので
身体に悪いものというイメージはありませんよね~
「酒精(しゅせい)」とは、アルコールの事。
これを添加することで発酵を止め、
炭酸ガスの発生を抑えることができるのです。

 

という事は・・・生きた味噌ではなくなる
という事。
折角の味噌の効果を損ねることにつながります。

味噌を購入するときには、
必ず原材料を見てください。
「酒精しゅせい」と書いてあるものは避けて
大豆・米(麦)・塩
だけのものを選んでみてください。