発酵と腐敗の最終ゴール


 庭先になる柿。

 肥料も農薬も使っていない

 自然に実る柿を

 容器に入れて放置すると

 ・・・・・・・

 


 柿酢になります。

 


 人工的な施しを受けていない

 自然になった柿。

 


 この皮には

 天然の酵母菌がたっぷり

 付着しています。


 この酵母菌の力で

 柿が発酵して、

 アルコールと二酸化炭素に

 分解されます。

 この時、ブクブクと

 泡立つんです!!

 

 

 さらに、

 アルコールが

 酢と水に分解されて

 柿酢の出来上がり~♪

 

 お酢も酵母菌の力で

 できるんです。

 

 

 さらに、

 菌の力で分解が進んでいくと

 最終的に

 「水」になります。

 


 酵母菌で発酵され

 お酢になると

 私たちに良い恩恵を与えてくれる・・・

 すごい力ですよね~

 

 

 では。。。。

 不自然な肥料を与えて

 育てた柿を

 同じように容器に入れて

 保存するとどうなるか?

 


 腐ります(涙)

 


 発酵ではなく

 腐敗してしまうんです。

 

 腐敗菌を入れたわけではないのに。

 です。

 

 

 私たちは、

 ものが腐敗すると

 腐敗する菌がいたため。

 と判断しがちです。

 

 それは、私たち人間の都合で

 そこにいた菌を

 良い菌か悪い菌か?

 と区別しています。

 

 

 でも。

 この実験結果を見たら?

 菌のせいだけだとは

 どうしても思えないのです。

 

 

 ところで。

 腐敗した柿を

 さらにそのまま放置したら

 どうなるか?というと。

 

 最終的に「水」になります。

 

 

 そう。

 発酵も腐敗も

 最終ゴールは同じなんです。

 

 

 菌は、

 その状況に応じて

 役割を果たしているのですが。


 その役割は、

 自然の循環。

 自然に戻すこと。


 

 私たちの身体の中も同じです。

 不自然なものを入れれば

 腐敗に向かい

 自然に戻そうとさせる。

 


 そのプロセスの中で

 お腹をこわしたり、

 便秘になってしまったり

 肌荒れを起こしたり

 病気を作る。

 


 だからこそ。

 不自然なものを取り入れず

 できるだけ自然なものを

 選ぶ目を持つことが

 すごく大切な事なんですね。