発酵食品の菌は天然素材?それとも・・・・


  日本酒の

  利き酒品評委員の方が

  「最近の日本酒は

   昔と比べて

   地域による味の差が

   なくなってきた・・・」 

  と、言っていたそうです。

 

 

  日本酒は、

  発酵によって醸造されるもの。


  発酵するときに、

  酵母菌が必要で、

  その菌は、

  気候・風土・環境

  などによってさまざま。

 


  だから、

  酵母菌と一言で言っても

  地域によって

  特徴が変わってくるんです。

 

  それが、

  地域による味の差がなくなってきている。


  この裏側には・・・・


  酵母菌自体が、

  天然の菌ではなくなってきている。


  日本の発酵食品は、

  ほとんどの菌を

  化学培養して作っている。

 

  という事実があるのです。

 

 

  何故、

  化学培養したものを使うのか?


  その理由は3つ。


  一つは、

  生産スピードを上げるため


  二つ目は

  新しいテイストを作るため


  三つめは

  素材自体が「腐敗しやすい作物」

  になってきているため


  です。
  

 

  日本に流通している作物が

  腐敗しやすい素材だから、

  それを避けるために

  化学的に強力な

  酵母菌を作っているのではないか?

  そう言われ始めています。

 

  何故、

  素材が腐敗しやすく

  なっているのか?

  については、

  また改めてお伝えしますが・・・

 

 

  古来より受け継がけて来た

  発酵技術

  が失われていくこと。

 

  その地域ならではの

  特性が失われていくこと。

 

  自然界には存在しない

  菌や種子が作られていくこと。

 

  菌を化学培養している

  という事実からも

 

  私たちが子供たちに

  繋げていく

  環境・食・自然などの

  未来が危ぶまれています。

 

 

  「不自然なものをできるだけ自然に近づけ

   未来の子供達にきれいな地球を残す」

 

  そのために、

  発酵の裏側にある

 「腐敗」についても

  考えていきたいと思っています。