手作りみそを作ったり
甘酒や塩麹を作る時に
ご家庭でも「麹」を手にする機会が
増えているかもしれませんね。
実は。
同じ「麹」といっても
ご家庭で手にすることができる「麹」と
酒蔵で作る麹って、
見た目も質も
全く違うんです。
味噌作りの時の麹は
ふわふわモコモコ
しているのですが、
酒蔵で作る麹は
薄くパウダーが
かかっているような見た目。
菌は同じ
ニホンコウジカビ
なのですが
作りたい最終形に合わせて
菌の働きを
コントロールさせてるんです。
お味噌を作るときに使用する麹は
麹の風味のうち
「うま味」を強くするように
日本酒を作るときに使用する麹は
うまみより
「甘味」を強くするように
作っているそう。
麹菌の生育環境
温度や湿度を変えて
「うま味」「甘味」を
コントロールするって、
すごくないですか?
麹を作る過程から
やってみたいな~
なんて。思ってしまいました。
それだけ繊細な
発酵食品作りをしている
醸造家の人って、
ものすごく貴重なお仕事ですね。
これから、
お味噌の味わい方
日本酒の楽しみ方が
変わってきそうです。
皆様も是非、
こんな視点で発酵食品を
楽しんでみてはいかがでしょう?