みんなみんなで一つの和


 『もやしもん』

 という漫画知ってますか?


 この漫画は、

 「目に見えないはずの

  菌が見える」

 という特殊能力をもつ

 主人公が登場するお話です。

 

 

 この漫画の

 ラストシーンで、

 主人公と

 発酵を研究する教授に向かい

 微生物が

 『みんなみんなで一つの和』

 と告げます。

 


 「君の営み

  我々の営み

  別のようで同じなんだよ」

 

 

 「それぞれの輪ではあるが

  この世界はすべて

  繋がっているんだ」

 


 「みんなみんなで

  一つの和なんだよ」

 

 

 このシーンを読んだ時、

 凄く心が動かされたんです。

 

 

 微生物たちは

 この地球上で

 死骸を分解し

 生命を構成する有機物を

 土や水、大気に還元し

 

 私たちの身体の中では、

 食べたものを分解し
 
 私たちに役立つ物質を作り

 還元してくれている。

 

 

 そんな素晴らしい働きをしているのに


 何も求めない・・・・

 

 こんなに働いてるんだから

 もっと食べ物ちょうだい~

 もっと良い環境にしてよ~

 なんて、

 絶対に言わないんです。

 

 

 全て

 自然の循環のために

 命を全うしているんですよね。

 

 

 それに比べて

 私たちはどうでしょう?

 


 食べて出す。

 という基本的な営みは

 微生物(菌)達と一緒なのに。

 

 

 もっと食べたい

 もっと見返りが欲しい

 もっと、もっと、もっと・・・

 と言いながら

 尊い自然を壊している。


 
 今だけを考えて

 未来を見ていない。

 

 

 そんな事を

 微生物に告げられた気がしました。

 

 

 微生物(菌)にも

 それぞれの特性や役割

 がある様に

 私たちひとりひとりにも
 
 持って生まれた特性があって

 それを活かせる

 役割があるはず。

 


 その役割が、

 自然の循環の中の輪に入って

 未来の子供たちのために

 キレイな地球を残こす事。

 

 みんなみんなで一つの輪

 なら素敵ですね♪