日本の「古事記」の中にある
「ヤマタノオロチを
お酒に酔わせて殺した」
という記述をご存知でしょうか?
8つの頭を持つ大蛇の怪物の
頭のひとつひとつに
巨大な酒樽から酒を飲ませ
ベロベロに酔っぱらったところを
暴れん坊の神様「スサノオ」が
退治した・・・・という神話です。
この記述からも
お米や果実からお酒を造っていたのは
とても昔だということがわかります。
また、
「播摩国風土記」にある有名なうたに
『大神の御粮沾(みかれいぬ)れてかび生えき
すなわち酒を醸さしめて
庭酒を献りて宴しき』
というものがあります。
要約すると、、、、
「神様にお供えしたご飯が
かびたらお酒になった
それをのんで宴した」
という感じです。
お酒はもともと
神様にお供えしていたのが
カビてお酒になったのが
始まりだったのかもしれませんね。
そういえば、
映画「君の名は」の中でも
「口噛み酒」と言って
神様への貢物として
米などの穀物を口に入れて噛み
それを吐き出して放置し
発酵させたお酒の事が出てきました。
これもまた、
人為的に造るお酒の発祥とも
言われています。
どれが真実なのか・・・
はわかりませんが、
発酵と自然と神様は
何かつながっているような気がしますね。
発酵のルーツをたどると
ロマンを感じます。