腐敗を防ぐ発酵食品のパワー


 私たち日本のご先祖様は

 冷蔵庫も防腐剤もないとき

 ものを腐らせないために

 すばらしい知恵を育み

 私たちに継承してくれました。

 

 

 それが

 発酵食品パワー!!

 

 

 ご先祖様が育んできた

 腐敗を防ぐ知恵は4つ。

 

 ①発酵菌によってほかの菌からバリア

  発酵菌によって酵素が増えると

  腐敗をもたらす微生物を

  締め出してくれる

 

 

 ②塩・砂糖の効果

  塩分濃度を10%位まで高めると

  ほとんどの生物の細胞膜が

  浸透圧の変化で壊れます。


  微生物も構造はほぼ一緒なので

  塩は効果的なのです。

  砂糖も原理は一緒。


  ジャムが保存食品なのも

  浸透圧の変化で

  微生物の侵入が防げるから。

 

 

 ③pH値のコントロール

  通常、食べ物や液体の環境は中性。

  多くの微生物も中性環境で

  活動するように出来ています。


  これを強い酸性やアルカリ性に

  傾けると雑菌の侵入を

  防ぐ事ができるのです。

  
  ピクルスが保存性が高いのも

  酢によって強酸性にしているから。


  ちなみに・・・

  乳酸菌は酸性に

  麹菌はアルカリ性に耐える発酵菌です。

 

 

 ④高濃度のアルコール

  アルコール度数20%以上の環境では

  ほとんどの微生物が死んでしまいます。

  
  みりんが長期熟成できるのも

  中に含まれるアルコールのおかげです。

 


 昔の人々は、

 発酵菌の4つのパワーを知っていて

 食べ物を腐らせないように

 知恵を育んでいたんですね♪

 

 

 こんな素晴らしい知恵は

 私たちも未来の子供たちに

 継承していきたいものです